京都記念~ローテーションから垣間見える傾向
過去10年、1~3着馬の主要ステップレースから検討していきたいと思います。
またレース名は「京都記念」ですが、昨年同様阪神競馬場での開催となります。
過去10年3着以内の馬の全30頭の前走レースを見ると、国内G1レースを使っていた馬は16頭、香港・仏の海外遠征組が5頭とほぼこのパターンです。
どのGⅠレースだったかというよりもGⅠだったこと自体が重要なのです。
なお最もレース間隔が長かったのは天皇賞(春)以来のレースで京都記念3着だったキズナでした。
また前年の同レース京都記念好走組のリピーターも目立ちます。
特に前走GⅠ以外の重賞を使っていた馬のうち3頭が前年の京都記念3着以内、もう1頭も前年4着でした。
前走GⅠ以外のレースを使っていた馬はここがポイントです。
次に4歳馬ですが、重要なことは菊花賞を使っていたか否かです。
菊花賞から直行でも、菊花賞後他のレースを使っていても問題ありません。
上記を除いた条件で好走した馬は3頭います。
2019年1着の5歳馬ダンビュライト。前走AJCC6着からの参戦でした。
但しこの馬の場合、前年中山2200MのAJCCの勝馬であり、3歳時菊花賞5着という実績馬だったので勝っても不思議ではなかったのも事実です。
2015年1着の5歳馬ラブリーデイ。前走中山金杯1着からの参戦でした。
この後、宝塚記念・天皇賞(秋)を制した名馬ですが、中山金杯が初重賞制覇でした。
それまでも重賞での好走もあったのですが、この時期に本格化した馬でしたね。
同年2着のスズカデヴィアス。前走ステイヤーズステークス6着からの参戦でした。
う~ん、これについては事故物件と言ってしまっていいのか。。。でも当日4番人気だったんですよね。
前々走の準オープンで京都記念と同じ京都2200Mを勝っています。
また3歳時に阪神2200Mのすみれステークスの勝馬でもあります。
所謂、2200M非根幹距離に適正があったということでしょうか。
今年の登録馬を見渡してみて、上記の条件に当てはめてみると割と絞りやすいかもですね。
ただ人気サイドでの決着の可能性が高いとみているので買い方はむしろ難しいです。
枠順が決定したら大いに悩みたいと思っております。